No.002 BALL CHAIR

・Eero Aarnio作
・1963年発表










僕が始めてこの椅子を見たのは5年くらい前なのですが、その時はまさか40年も前の作品だとは思いもしませんでした

なんつーかあまりにブッ飛んでてなんじゃこりゃって思ったんですけど、このくらいブッ飛んでると逆に気持ちがいいです


普通家具を選ぶ場合、先ず部屋がありきでその部屋に合った家具を選ぶと思うんですけど、この場合は椅子が部屋を選ぶって感じがします

個人的には四畳半の和式のアパートとかにド~ンとあったりしたら素敵だと思うんですが・・


また、この時代の考え方は今の私達の生活を作っているような気がします

現代の家具や車などあらゆるものにおいて近未来的な形のものが多く作られています

しかしこの多くは昔の人が考えていた未来像に逆に私達のほうから近づいて行っているような気がします

当時では不可能でありつつもなんとかアナログ的に作った考え方を、現代のデジタル技術で可能にしていく

そういう意味で言うと、このBALL CHAIRも現代の未来像に大きな影響を与え続けている産物のひとつだと言えると思います